vol.7「人生はあっという間、とにかく好きなことやった方がいいよ」

ハロウィンで盛り上がるスクランブル交差点、109、ハチ公、

このキーワードから誰もが思いつくのはきっと、渋谷。

制服で一人焼肉に挑戦したり、あの頃大好きだったFOREVER21でショッピングして、渋谷から原宿まで散歩したりと思いっきりロンリータイムを満喫してた筆者。

懐かしいな~と思いながらなじみの深い場所を通り過ぎた時、私の知らない渋谷がそこに広がった。

『奥渋谷』通称:奥渋 — 近年大人の渋谷として注目を浴びている。

街中から一歩離れた瞬間、まるでEDMからジャズへ曲調が変わっては、青春時代の思い出に浸っていた私を一気に大人の世界へと引き戻した。

そこからさらに未知な世界へと連れて行ってくれた場所『ロス・バルバトス』

夫婦で仲良く二人三脚で営む三畳と小さい店内に広がる暖かみのある光とすぐにでも陽気に踊りだしたくなるコンゴの音楽

居心地の良さとファンキーさが漂う不思議な空間

何より壁に飾られた世界地図と数多くの方がサインした壁は大きな存在感を放つ。

そんな上川夫婦の好きがつまったお店の舞台はパリ18区~20区の移民街

元々レゲェバーを営んでいた上川夫婦は辞めてからもいつかまた飲食店を開きたい想いを持っていた。

3坪と小さい土地ながら、魅力を秘めている奥渋谷の地で2010年に開店。

”リンガラ”を愛し、アフリカへ音楽修行

アフリカには、足しげく通っていたわけではないが、旦那様の大助さんが20代前半でアフリカ中で愛されているコンゴの音楽”リンガラ”に強く心惹かれ、音楽修行をしにアフリカへ何度か出向いていたという。

加えて、アフリカ音楽通には名が知れ渡っている日本人によるルンバ/リンガラ・バンド”Yoka Choc (ヨカショック)”のメンバーとしても活動し、パリをはじめ海外でもライブを行っていたりと今でもコンゴのルンバの味わいをここまで表現できる日本人グループは、他にない。と称賛されている

パリ経由のアフリカ

上川夫婦が初めてパリを訪れた30年前のパリでは、純粋にアフリカ人が営むアフリカ人の為のローカルなアフリカ料理店しかなかったのが、今はパリで生まれ育った彼らの子供2世・3世がおしゃれなブティックやレストランを開いており、華やかさが足されている。

「アフリカ人が作るアフリカ料理には勝てない、ここはパリを経由したアフリカを提供している。」と、語る奥様の真弓さん。

ただ、創作料理をやりたい訳でもなく、アフリカ料理をやりたい。

時には、インターネットや洋書のレシピ本を取り寄せては、和食の基本が醤油・味噌・だしみたいに、サブサハラアフリカ(北アフリカは異なる)料理には欠かせない味のポイントを外さないよう心掛けつつ、盛り付けにも一工夫。

ぷち情報としてパリでは今、移民3世ご営んでいるアフリカ料理店『BMK Paris-Bamako』が人気があり、そこのレシピ本も参考にしてメニューに取り入れているのだとか。

https://www.bmkparis.com/ ←気になる人はここをクリック

選択肢を広げるアフリカ料理

メニューにはVeganとw/meat(肉付き)の文字がサイドに記されている料理が多く、ほぼ全てのメニューがベジタリアン・ヴィーガンに対応。

アフリカ料理のヴィーガン”Afro-Vegan”、日本ではまだ珍しいが、決してアフリカにヴィーガンの人口が多いということではなく、普段から肉がメインというよりは、青菜と豆の煮込みを多く食べる文化である為、ヴィーガンでも美味しくできることから、開店当初から提供をしているという。

来店する多くのお客様がベジタリアン・ヴィーガンであり、海外からも有名アーティストがここの味を求めにやってくるほど!

そんな私は名前を見ても味が想像つかないメニューから『African meal A w/meat』を選択して、さらに『ビサップジュース(ハイビスカスジュース)』『バオバブジュース』にも初挑戦!

我が家の食卓には出たことのない食材が色鮮やかにワンボールに大盛り!WAO~!

ちなみに店内の装飾で一番のお気に入りは、この粉ミルクなどの空き缶を再利用した食器入れ(笑)

本当に全てびっくりするくらい美味しい。初めての味に舌がナニコレ状態。/(^o^)\

キャッサバ粉を練って蒸したアフリカの主食:クワンガを気に入ってしまい、お替りしそうになったけど我慢(笑)

シンプルだけど、米より好きかもしれない。前世アフリカ人か?!(笑)

日本人に合わせて作っていることは全くないと断言するほど、アフリカ料理にこだわりを持って作っているのですが、あまりの美味しさにアフリカでも生きていける!と謎の確信を持ち、ぜひ次は完全Veganにも挑戦するぞ~!と意気込む私でした。(笑)

デザートには、映画『サハラのカフェのマリカ』×アラブ菓子専門店『シェ・ウム・アッシュ』の『アラブ菓子2種セット』をお持ち帰り。

こちらのお店は店舗はなく、オンラインショップメインみたいすが、いつかお話聴きたいと思います!

筆者の周りでも、ベジタリアン、ヴィーガンやムスリムでハラルをメインにしている方が多くいるのですが、日本に旅行する時は大変~なんて話はよく聞いていたので、きっと友人たちも喜ぶと思ったし、アフリカ料理が世界中の人々から愛される理由の一つに、「どの食の趣向の人に対しても公平に選択の幅を広く持っていること」であるのは間違いないだろう。

音楽とアフリカ料理が繋いだ縁

これまで、様々なお客様と出会った上川夫婦にとって、忘れられない2つの想い出。

それは、お店に訪れたアメリカ在住の日本人女性は、同僚のスーダン人から「日本人だったらYoka Choc知ってるだろ?」と、彼はずっと好きで、スーダンから難民として渡米してからも聴いていたんだ。と、話す日本人女性はYoka Chocをもちろん知っていたはずもなく、まさか料理を作っているのがそのバンドで演奏をしていた張本人だなんて想像もつかなかったであろう。

アフリカではそこそこ知名度はあるものの、それでもスーダンの人にもYoka Chocの音楽が愛されていると聴いて、食とは直接関係なくても、上川夫婦にとっては忘れられないエピソード。

そして、もう一つ心温まるエピソードは、沿道はるばる九州から東京にきた高校生がランチの時にお店を訪れ、「キンシャサ料理はありますか?」と尋ねた。

「コンゴ料理ならあるよ。」答えた直後に、日本人学生の後ろから、バスケ選手のように背が高いアフリカ系の学生が店内に入ってきた。

コンゴの料理に思いを馳せているであろうと、日本人学生が、そのコンゴ人の学生為に彼を連れてきたという。

なんて優しいんでしょう(涙)

久しぶりに味わう遠く離れた自国の味に、その場で動画撮影するほどとても喜んだ学生の姿を見て、いいお友達をもてて良かったね。と、優しさに溢れた友情に感動。

その子にとってもきっと忘れられない日本での想い出となったに違いない。

とにかく好きなことやったほうがいい

最後に恒例の質問に対して、返ってきた答えは、好きなことを思いっきりやっている上川夫婦の言葉だから響くものがある。

「人生なんてあっという間だし、歳取ればもっと過ぎるの早いから、とにかく好きなことやったほうがいいよ。」

大人になって、好きなことをやるのに対してハードル感じるのは、自分自身がそうすることを許してないからなのかもしれない。時には世間の目、他人の評価なども気にしては、大人って大変って思いこんでるだけなのかも。

上川夫婦との会話を伝えるには、(笑)をいっぱい記事に使わずにはいられないくらい、リラックスした雰囲気のなかでも、好きなことをやるのは案外難しくなんてないよ。難しく考えすぎ!考えてる間に人生終わっちゃうわよ?ちゃっちゃと好きなことやりな!やるなら今でしょ!←ツッコみ待ち(笑)とビシバシ背中を叩かれる感覚が新鮮でした。

見えないあなたの背中も優しくおせてますように。

いつか好きなことをやっていると胸を張って言えたその時は、またここへ足を運ぼう。上川夫婦に会いに。

ntondele!(コンゴ語でありがとう)

By Local Tourist(ロカツリ)

Hello, I am the writer of this blog. Local but at the same time im a tourist too! :D

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